ビジネスフォーム
剥離用接着剤 後で剥がすのを前提として使用する接着剤のこと。親展用はがきや複写式コンピューター用紙など一度剥がしたら二度と接着しないものと付箋紙などのように何度も付けたり剥がしたりできる再剥離用接着剤とがあります。
紙止めホッチキス 連続伝票で複写の物を各パーツがばらばらにならないようにとめます。
シングルとダブルがあります。
線糊加工・点糊加工 連続伝票で複写の物をのり付けします。
一本のラインで糊止めする方法と、一定の間隔で糊止めする方法があります。
OCR 大規模な試験やアンケート調査、通信販売の申込書などで採用されているOCRやOMR。それは、人手でおこなうよりも、はるかに短時間で効率よくデータ入力をおこなうことができます。
UVインキ

UVインキとは、紫外線(UV)を照射すると秒速で硬化する無溶剤型インキです。
一液型(一般的UVインキ)、二液型、熱併用型、水性型、その他、仕上がり状態からグロス(艶あり)とマット(艶消し)、塗膜性質からソフトタイプ(追従型)/ハードタイプ(剛性型)、黄変/無黄変形と分類することもでき、社会ニーズにあわせて様々に工夫されています。

UVインキの基本となる樹脂は、「オリゴマー(プレポリマー)」といわれるもので、低粘度な液状から半固体状まであり、代表種としてポリエステルアクリレート、エポキシアクリレート、ウレタンアクリレートなどがあります。そのため、基本的にウレタンアクリレート等には「くいつきがいい」のも特徴です。
その他UVインキの主成分は、光重合性樹脂(=速硬化のアクリレート系オリゴマー/モノマーが主流)、光重合開始剤、顔料、重合禁止剤、消泡剤、帯電防止剤などで、原則的に有機溶剤は含まず、低粘度のオリゴマー・モノマーなど反応性希釈剤=レジューサーで粘度を調整します。

コレーター 巻取紙用のコレーターは「コレーターバスターcollator burster」という。印刷済みの巻取紙を各ステーションにセットして丁合の順序に集め重ねる。番号印刷・糊付け・断裁などの作業も同時に行う。フォーム印刷の仕上げで行う。
マージナルパンチ、マージナルパンチあな 連続伝票用紙は紙送りのために両側に2分の1インチ間隔で4mm孔があけられている。
ノーカーボン カーボン紙を用いずに筆圧・印圧等により複写のとれる帳票類の用紙。感圧複写紙ともいう。上葉紙・下葉紙の組み合わせの2枚1組のもの、上葉紙・中葉紙・下葉紙の3枚1組、上葉紙と下葉紙の間に複数枚の中葉紙がはさまれる4枚以上1組のものがあり、上葉紙の裏面にコーティングされた顕色剤と中葉紙表面の呈色剤が圧により反応して複写がとれる。中葉紙裏面は上葉紙裏面 と同様の構造(顕色剤のカプセルがコーティングされている)。下葉紙表面は中葉紙表面と同様、呈色剤がコーティングされている。タイプライター、レーザー プリンター、手書き等の筆圧が加わると、圧力によってカプセルが破壊されて顕色剤と呈色剤が反応し発色して複写がとれる。このほか単独で発色する用紙もあ る(セルフ、プレスブラック、ダイヤセルフ)。
スリッターミシン 切り取りミシンを入れる方式の一つ。回転する圧胴に円形のミシン刃を圧接し、その間に用紙を1枚ずつ通して切り取りミシンを入れる。ミシン刃を何枚も装着することにより、同時に何本ものミシン目を入れることができる。
再生紙 回収した古紙を溶解し、再び漉き直した紙。製本所の裁落は再生紙の製紙原料になる。バージンパルプも新たに加えるが、その比率が比較的少ないものが「再生紙」である。
ドンコあな ルーズリーフ、伝票等をバインダーにとじるためにあける穴。角型・丸型がある。規格が定められていて、(1)穴の直径は5〜6mm、(2)穴の中心から中心までの間隔は9.5mm、(3)紙の端から穴のへりまで 3.5mm、(4)紙のへりの中央に対し穴は対称の位置にあること。
「ドンコ」はモーターが使われる以前の穴あけ機械(手回しのフライホールの回転を動力源)が穴あけの際にドンという音を出したのでドンコというようになっ た。ミシン穴のように小さな穴をあけるのは、音も小さくて「ポッチング」である。「ドンコ」には異説があり、ドンコという魚の横腹にドンコ穴とよく似た模様があり、これから来たという。
ナンバーリング 数字、アルファベット、かな、漢字等の文字を一定のルールで配列して 情報にする。コンピューターが普及する以前からさまざまに使われていて、伝票製本を行う製本所では「ナンバーリング」として整理番号の印刷(刻印、打印) を社内で行っていた。最近は、ポスシステム(バーコード)の普及もあってあらゆる産業界の商品管理・顧客管理等に、整理番号による方法が取り入れられてい る。出版物でも「ISBN4-88983-042-1−」のように裏表紙等に記載されている。
1冊単位の番号を「単番」、一種一連番号を「追い番」、一種ごと符号を付けて番号を入れたものを「千字簿」、1冊ずつの番号と1枚ずつの番号を組み合わせたものを「親子ナンバー」という。OCR読み取り機に対応した「チェックナンバー」「チェックディジット(CD)」が最近は多い。「チェックナンバー」には、7チェック・9チェック・11チェック・モジュラス10、モジュラス11・モジュロチェックがある。いずれも暗号めいた数字等、記号の羅列のように見えるが、一定のルールがあり、商品管理・顧客管理等に大きな効果をあげている。
本のページ表示「ノンブル」は「ナンバー」のフランス語の言い方。本来「ノンブル」も「ナンバー」も同じ意味。「ノンブル」と言うことで本のページ表示に意味を限定しているナンバーリングの一つである。
ミシン 切り取りミシン、スロットミシン、スリッターミシン、ラインミシン、マイクロミシン、丸ミシン、印刷ミシン、折りミシン等がある。

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